北陸火工 代表挨拶
北陸火工 代表挨拶
北陸火工 社長 私が花火を作り始めてから、早いものでもう40年。花火作り一筋に進んできた人生といっても良いかと思います。その間に、大阪万博があり、東京ディズニーランド開園があり、長野オリンピックがあり、ミレニアムがありました。
この社会で、花火を目にする機会といえば、お祭り、記念行事など、それらのほとんどが「お祝い」に関連しているものではないでしょうか。私はそのことについて、大変誇りと名誉を感じます。
それと同時に、たくさんの人が集まり、一緒に楽しむという、江戸時代から変わらない「花火」という娯楽の凄さを感じます。大勢の人が一緒に歓声をあげ、拍手をしてくれる。花火は老若男女を問わず楽しんでいただける、数少ない「全年齢型エンターテーメント」だと感じております。

その花火を楽しむスタイルは不変ですが、一発一発の花火に込められる技術や薬品、そして打ち上げる技術は、改良を加えられ、進歩してきました。その変遷を目のあたりにしながら、さらに美しい花火を、又は何かおもしろい花火を、と追い求めてきました。

花火大会が始まる前、私は身震いするほどの緊張と責任を感じます。そして花火を見に来てくださったお客様の笑顔に接するとき、私はこの上ない幸せを感じます。「ああ、ちゃんと喜んでもらえている」と安心します。
初めて海外で花火を打ち上げた時も、人々の喜びの顔を見て、花火はどこの国の人々でも私たちと同じ感動を受けてもらえるものと、しみじみ思いました。

花火を作って打ち上げる私たちは、花火をご覧になるお客様と、喜びを共有したい。楽しさを共有したい。そして感動を共有したい。
北陸火工は、これからも花火を通して皆様の至福の時間を提供できるよう、安全に注意し、高品質の花火を提供して参ります。どうぞご期待ください。